静かに部屋に入った俺とアイリーン(仮)は、ベッドに腰掛けてまたキスを重ねた。
俺はアイリーン(仮)の長い髪をそっと撫で下ろし、俺の手がそのままアイリーン(仮)の耳に触れた。
彼女は軽く震えを見せると、目を閉じて俺の手に身を委ね始めた。
俺の数少ない経験に基づいた話ではあるが、耳が性感帯の女性はある程度開発されているか、全体的に感じやすい体質だ。
くすぐったいと言う女性は経験が浅いか、それまでにあまりいいずっぽしをしてこなかったのだろう。
それを判断の基準に、俺は攻め方を変える。
アイリーン(仮)は、前者であったため、俺はずっぽし前にアイリーン(仮)の全身を攻めた。

耳が弱い女性は、優しく耳を攻め続ける方がいい。
恥ずかしいと思う反面、それが快感に繋がるらしく、多くの女性は目をつむって身を委ねてくる。
そして、耳を攻める事は、全身の性感帯を開くトリガーとなり、その後はどこを攻めても感じやすくなっている。

アイリーン(仮)の時も、セオリー通りにじっくりと時間をかけた。
耳からスタートしたそれは、足も含めて隅々まで行きわたり、大事な部分に到達するころには、もうすっかり準備が出来ていた。

しかし、それでもまだ始めないところが俺のS心だ。
そこから、第二幕がスタートし、さらに性感帯を開く。
アイリーン(仮)は、ずっと目をつむり、静かに吐息を洩らしながら快感に身を委ねているようだった。