ソフィーと会えない事で落ち込んでいた俺は、さらに自虐的なペナルティーを課せられることとなったが、それは俺が会社に到着する前から始まっていた。

というのも、俺がソフィーとずっぽししたその隣の部屋では、友人でもあり会社の同僚でもあるピンク師匠が寝ていた。
俺はもちろんそれを知っていたが、激しく酔っ払っていた事と、ソフィーを連れ添ってテンションがピークに達していた事で、よもや隣の部屋まで俺のスパンスパン音が響き渡る事はないだろうとタカをくくっていた。

しかし、結果はこうだ。
俺が遅刻して会社に到着するまでの間で、俺の悪行は白日の下に晒され、みんながそれを共有していた。

「隣の部屋からスパンスパンと音が聞こえて、寝れなかったんですよ。」

こう話していたのはピンク師匠だった。
そして、この手の話を聞き逃さないのが俺のボス、香港の神様だ。

当然、このエピソードは今でも時折ネタにされる事がある。
今となってはただの笑い話ではあるが、その時のピンク師匠の苦痛は計り知れないものだったのだろう。

しかも、その時の俺は激しく自己中心型の発言をして、恥の上塗りをしてしまった。
夜中に騒ぎたてて迷惑をかけてしまったピンク師匠に対して、「なんで朝起こしてくれなかったんですか?」と逆ギレをしてしまったのだ。
夜中に遊びまわっていた事で遅刻したのだから、全ては自己責任だ。
さらにそれで他人に迷惑をかけてしまっていたのだから始末に負えない状態だったのだが、恥ずかしさと遅刻の言い訳をするためだったのだろうか、とにかく情けない。


ピンク師匠、本当にすいませんでした。