どうにもマカオネタが無いと盛り上がらないらしい。
ということで、大御所タンク将軍登場の前に、マカオネタを差し挟んでおこう。


マカオネタといっても山ほどあるので、何から書こうか悩むところだが。
やはり過去のネタから書いていくのが定石だろうということで、スパンスパン王子がマカオにはまるきっかけになったところから書こうと思う。

初めてマカオに行ったのは、香港に来て間もない頃、今からちょうど2年前ぐらいになるが、その時に日本から来客があり、俺のボスである香港の神様から「ちょっとマカオの案内をして来てくれないか。」と依頼された。
その時はマカオという土地に足を踏み入れた事もなく、マカオ名物のサウナというものの存在すら知らない状態だった。
マカオへの行き方も知らない状態での来客、そしてガイド。
これはかなり危険である。

ということで、神様から急きょレクチャーを受け、マカオへの行き方及びサウナの内容について叩き込んだ。
こんな付け焼刃でマカオに投入してしまって、お客様を危険な目に遭わせたりしないかと不安に思いながらも、この場面で俺が不安な顔を見せると、俺の何倍も不安になるのはお客様だろうと必死に不安の色を押しとどめ、若干引きつった笑顔でマカオへ向かった。
この時点でお客様は俺のことを「英語も広東語もペラペラで、マカオにも100回以上行ってる超ベテランだから安心だ。」と神様から聞かされていたので、全く不安は無いようだった。

マカオへは上環のフェリーターミナルから高速フェリーに乗り込む。
このフェリーは時速80kmにも到達するほど高速なフェリーで、これに乗ればわずか1時間ほどで男の楽園マカオに到着するのだ。
しかし、マカオでの目的がサウナであれば、普通にフェリーチケットを買ってはいけない。というのも、専用のクーポンが販売されているからだ。
専用のクーポンはフェリーターミナルビル内にある旅行社で売られており、それを買えば基本的な内容がすべて含まれており、いろいろ考えることもないので安心してサウナへ向かうことが出来る。

神様はお客様が到着される前に俺を上環のフェリーターミナルビルまで連れて行き、実際にここでクーポンを買って、同じビル内にある入口からフェリーに乗るところまでを丁寧に教えてくれた。
今思えば、あのレクチャーが全ての始まりだったのだろう。

そうしてクーポンを購入した俺は、お客様を先導してフェリーに乗り込み、一路マカオへと向かった。


ここまで書いて思い出したが、あの時の記念すべきお客様は「タンク将軍」だった。


長くなったので続きは次回にしよう。