スパンスパン王子のルーツ−エピソード12
若かった俺が、多数のおっぱいを見て、じっとしてられるはずが無いのは想像に難くないだろうが、お察しの通り、またもやATフィールドが全開になっていた。もちろん、下の方のそれだ。しかし、どうしていいか分からない俺は、ただひたすらにビールを飲み、揺れるおっぱいを見続けていた。無数の揺れるおっぱいは俺の欲望をかき立て、欲情を煽るが、俺にはどうしていいか分からない。何しろ初ゴーゴーバーだ。
そうやってATフィールド全開のまま、ビールを片手にぼーっとしている俺に、一人のウェイトレスが話しかけて来た。
「女の子、呼ぶ?」
そう、ゴーゴーバーのシステムは、揺れるおっぱいを眺めながら、気に入ったおっぱい、いや、女の子を隣に呼んで話をする事が出来るのだ。
それが分かった俺は、とりあえず女の子を適当に呼んでもらい、横に座ってもらった。
これが初めてタイ人の女性とゆっくり話す機会だったのだが、タイ語を話せない俺は、つたない英語での会話を試みる。しかし、俺のつたない英語力では会話が続かない。
何しろ、向こうが話している事が全く理解出来ないのだ。
プーケットにいるタイ人は、なぜか英語が達者だ。
推測するに、バカンス目的の白人のおにーちゃんか、リアイア目的のどうしようもない白人のおじいさんが主な顧客だから、その中でしっかりと稼ごうとすると、自然に英語が身に付くのだろう。
と、どうでもいいまじめな事を、隣に座った女の子のおっぱいをガン見しながら考えていた俺だったが、その後は女の子が急に積極的に動き出した。
いつまで経っても話が進展しない俺との会話に業を煮やしたのだろう。
横にちょこんと座っていた女の子は、急に俺の首に腕をまわし、俺と正面に向かい合うように俺の膝の上に座った。
アドレナリン全開の俺の股間もやはりATフィールド全開となっていた。