Sにまた会いに行ってしまった - その6(最終回)
俺はいつにも増して激しいスパンでSを攻め立てる。しかし、それはかえってSを喜ばせてしまっているようだった。
Sは時折首を振りながらも、声を上げてこみ上げてくる快感に浸っていた。
俺はその様子を確かめるように時折調子を変えながらSを攻め立て、一気にフィニッシュした。
二人でしばし動けずにベッドで横たわりながら、軽く話をする。
ぐったりしたSの表情も色気があり、魅力的だ。
自然に可愛いと思えるその表情に見とれていると、Sは「どうしたの?」と聞いてくる。
俺は見とれていた事がばれたと思いながらも「何にもないよ」と白々しく返事をする。
疑似恋愛である事は分かっているが、この時間はかなり楽しい。
まったりムードのままシャワーを浴び、一緒にベッドで横になる。
また疑似恋愛モードの発動だ。
しかし、この日の俺のテンションは既にリミッターが解除された状態で、一回戦終えているにも関わらずアフターバーナーで音速を超えていく勢いだったが故に、油断していたSにまた攻撃をしかけ始めた。
Sは流れに身を任せるように俺の攻撃を受け止め、また快感に身を任せている。
Sはマカオのサウナの中でも、かなりスパンを楽しんでいる側の嬢だろう。
詳細は省略するが、そんな流れで俺はSと2回戦を始めてしまった。
よく考えてみると、マカオのサウナは1時間しかない。
しかし、まんまと2回戦まで済ませてしまったのは、かなり頑張った(頑張れた)という事なのか。
最後に笑い話になるが、ここのサウナのルールでは1時間で1回らしい。
なので、2回戦してしまった事は、Sからするとスパン損らしく、終わった後はちょっとご立腹であった。
読者諸君は無理に2回戦まで持って行こうとしないように注意して欲しい(※事前に了承を取れれば、もちろんOKだろう。)