十八サウナで、彼女に出会った - その22
ハグによって柔らかくとろけ出した女性の心理を読み取り、その後の展開を組み立てていく事でスパンの質、スパンクオリティを高める事が出来る。
女性の心理はとても深く、一瞬で全てを読み取れるほど浅いものではない。
しかし、表情やしぐさから読み取れるシグナルを丁寧に拾う事で、女性との心のキャッチボールが進み、お互いを許容できる範囲が広がっていく。
この時の俺と波波とのやりとりを例に、少し具体的に解説したい。
前回の展開では、波波は「こちらを向いて上目遣いにうっすらと笑みを浮かべている」ので、こちらに対して何かを仕掛けようとしていたと俺は予想した。
ここで俺は波波の不意を突く。
不意を突くだけなら、色んな方法があるが、女性相手にただ驚かせるのはデメリット以外の何ものでもない為、相手に与えるべきは「うれしいサプライズ」なのだ。
どんな事でも主導権を渡してしまうと、自分の思い描いたシナリオ通りに展開する事が出来ないからだ。
波波の不意を突いた事で、一瞬驚かせてしまったが、その後の波波の手の動きが俺に主導権を委ねた事を教えてくれた。
彼女にとっては、俺からのハグがうれしいサプライズとなったのだろう。
こうして俺は、その後の展開を自分でコントロール出来るようになった。
しかし、ハグはシチュエーションを読み違えると、たちまちそれはもろ刃の剣となって大きなダメージを喰らう。
重要なポイントだけを整理すると、
・相手の機嫌が悪い時は距離を取る
・相手を怖がらせてはいけない
・ハグした時に「臭い」と思われないようにしておく
・相手の肌を傷つけないように、髭は剃っておく
・ずっぽし急いでいると思われないように、ゆっくりとハグする
・ハグした際に、誉める
このあたりは誰でも出来る事なので、押さえておいた方がいいだろう。
言葉が通じなくとも、清潔感を出し、笑顔で接すれば安全だと感じてくれる。
怪しい者が堅く守りを固めた城に近づけば、遠巻きに矢で射られて終わってしまう。
固く閉ざされた城門を静かに開かせる為には、それなりの準備をもって臨むべきだろう。
2012年累計スパン: 252 (2012/11/30)
祝!3年連続200スパン達成!!