【スパン旅行記】 バンコク・パタヤ珍道中-48
一方でトロクワ氏は、大量のアルコール摂取とあり得ないシチューエーションにどうにも緊張してしまい、動きが重い。
ちらりと横目で見る限り、嬢は気持ち良さそうにしているのだが、対照的にトロクワ氏の表情には何か悲しみのようなものを浮かべ、なんだか辛そうでもある。
しばらくして動きが止まり、嬢がそそくさとシャワーを浴びに行ったが、トロクワ氏は苦い表情を浮かべていた。
俺は無事にスパンが終わったのだと思い、心の中で「ナイスですね!」と言いながら親指を立てて合図を送った。
トロクワ氏の嬢が戻り、トロクワ氏も続いてシャワーを浴びると、二人は部屋を後にした。
人生の中でもそう多くない複数人が同居する空間でのスパンだったが、俺は酒を飲み過ぎていたせいで持病の遅漏(いや、病気ではない)がひどくなり、全くもって射精感が湧き上がってこない上に、心拍数ばかりがドクドクと上がってしまって、危うくドクターストップがかかるところだった。
トロクワ氏と嬢が帰宅する間のインターバルが俺にとっての救い水となり、激しいラッシュで打ち合ったボクサーが呼吸を整えるように、俺はそのわずかな時間で可能な限りの休息をとった。
トロクワ氏と嬢が帰宅する間のインターバルが俺にとっての救い水となり、激しいラッシュで打ち合ったボクサーが呼吸を整えるように、俺はそのわずかな時間で可能な限りの休息をとった。
もちろん、その間も勃起し続けたままだったのは、言うまでもない。
そして、二人が部屋を後にした瞬間、センセ嬢の態度が急変した。
ガバッ!!
ベッドの淵で嬢に背中を向けて腰かけていた俺に、いきなり後ろから抱き付き、さながらブラジリアン柔術の使い手が如く、俺をホールドしたままベッドに引き込み、自らが下になるというマウントポジションに持ち込まれた。(あれ?(・∀・))
通常、寝技に持ち込む場合には有利とされるマウントポジション、つまり仕掛けた側が上になる体勢を取るはずだが、センセ嬢は自らが下になるというポジショニングを仕掛けてきた。
そう、特に発情した女性のみが繰り出せる大技、「おねだりスパンホールド」である。

・・・適切な画像が見つからなかったのだが、まぁいい。
センセ嬢は、トロンとした目で俺を見つめながら、俺の首に腕を回して俺を強く抱きしめた。
2015年累計スパン結果: 107スパン(2015/4/30)