【中国武漢編~第二章 その21~】 和谐号の一等座と二等座
この編成では、一等座と商务座が同じ車両にあり、後方1/4程が商务座で、2/4が一等座となっている。
残りの1/4は、トイレと通路である。
一等座の定員は33名とあるが、中央の通路を挟んで2-2の座席配列の為、スペースにはゆとりがあるように感じられる。
シートはかなり大きく、ゆったりとしている上に、リクライニングしてもさほど気にならないほどの足元の余裕もあるので、5時間乗っていてもゆっくりと寝ていられるだろう。

また、二等座と比較しても300元程高くなる為、そこに座っている人はそれなりにお金を払って座っている人達なので、比較的静かというのが一等座の一番のメリットだろう。
せっかくなので、二等座にも突入して写真を撮ってきた。

やっぱり中国だな。
そんな感想を抱いた事は包み隠さずに伝えておきたい。
300元の差は如実に表れているので、高いけどこっちにしておいて良かったと感じたのだが、
300元 → 5,050円
である。
日本円に換算すると、むむむと唸ってしまうかも知れないが、なんせ5時間である。
5時間もの間、中国然とした騒がしい列車内に身を置き、荷物の心配をしながらゆっくり寝る事すら出来ないという環境を思うと、その5,000円の価値はあると考えても良いのではないだろうか。
車窓から見える代り映えのしない田園風景を眺めながら、そんな事を考えていると、列車はいつのまにか時速300kmへと到達していた。
2016年累計スパン結果: 102スパン(2016/4/30)