【中国武漢編~第二章 その43~】 置屋にもBBA
周囲をもう少しぐるぐる回っていると、怪しい建物の一角の間口が開いており、そこには豆電球程の電灯が灯っていた。
なんだろう?と中を覗き込もうとすると、その闇の中から人影が現れた。
置屋だった。
が、その人影を照らす電球の照度は明らかに足りておらず、顔が全く見えない。
その人物が発する声から推測するに、40~50代の女性であり、そこで客を待っているというのだろうという状況だけが把握できた。


しかし、先ほどの横綱BBAにも増した恐怖感を感じた俺は、話しかける事も無くその場を過ぎ去り、そろそろ限界かと探索を打ち切ろうと駅へと向かった。

駅の近所にはカラオケ屋のようなものが立ち並んでいたが、なぜかすべて消灯しており、店の前におっさんかBBAが座って、通行人に目を光らせていた。


中には「寄ってけよ」みたいな客引きをしてくるおっさんもいたが、その誰もが訝し気な顔をしており、近寄りがたい雰囲気がプンプンしているのだ。
そんなおっさんの表情とは裏腹に、店の中からはマイクを通じて叫びまくる女性の声が響いており、賑やかそうな雰囲気が漏れ伝わってくるものの、ここでは価格調査をする雰囲気では無かったので、店の様子を遠巻きに見物しながら、ゆっくりと駅へと進んで行った。
結論としては、このエリアは地元民向けの遊び場であり、しかも、かなりマニアックな趣向の人が集まるエリアなんだと判断した。
デブ・ブス・BBA・横綱というキーワードが刺さる人にはお勧めかも知れないが、俺が知る限り、このエリアに対応出来そうなスパンヤオは、ただ一人だけである。
※スパンヤオ:ノビさん
ツイッターはこちら ⇒ @soi_nb
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こうして社会科見学を終えた俺たちは、近くのレストランで食事をした後に、地下鉄でホテルのある光谷まで戻ることにした。








2016年累計スパン結果: 160スパン(2016/6/28)