唐突だがVAPEを買った。
昨日、唐突だがVAPEを買った。
VAPEとはいわゆる電子タバコの事で、決してこっちではない。

俺が買ったVAPEは蚊にはよく効かないが、シーシャのようにあれこれ準備しなくても気軽に煙を吸えるところにあり、爆煙の為にトリックをしやすいというメリットがあるので、楽しそうだと思って買う事にした。
ちょっと話がずれるが、実は数年前に日本で購入し、その夜に六本木のクラブで紛失したという苦い経験を持つだけに、再び買う事に抵抗を感じていたものの、シーシャが無いような屋外のバーなどでものんびり出来る事から、これはありだと考えていた。
で、香港にもある某チェーン店に出向く事にした。
ここは何気にパンチラスポットなので、用事が無くても足繁く通う場所ではあるのだが、この日は目的がはっきりしていてパンチラなどには見向きもせずに、猫まっしぐら状態でVAPEショップへと向かった。
3畳ぐらいの小さなブースに並べられたVAPE本体とジュースと呼ばれるリキッドが並んでいるのだが、店の1/4程を占めるレジスペースにパンクなスタイルのおねーさんが胸元を露わにした格好で座っている。
スターターキットを買おうと思いながらあれこれ見比べるのだが、気が付けば視線はおねーさんの胸元へと向いてしまっていて、なかなか決まらない。
あ、あの・・・
スターターキットでなんかおすすめありますか?
もう考えられなくなってきたので、お勧めを聞いてそのまま購入しようとダメ人間の買い物方法を選択する事にした。
するとおねーさんは、
私が使ってるのと同じのがおすすめよ。
試してみる?
と、たった今自分で吸っていたVAPEを差し出し、俺に吸ってみないかと勧めてきた。
あれ?これって・・・もしかして・・・
間接チッス!?
と中学生みたいなドキドキ感が俺の脳を支配する。
とても言葉を発せられる状況ではないので、俺は精いっぱいの力を振り絞って首を縦に振った。
するとおねーさんは、ティッシュを取り出してドリップチップ(VAPEの口をつけるパーツ)を拭き拭きし、俺に手渡した。
あ・・・(ちょっと悲しい)

何も言えずにそのまま吸ってみる俺。
思ってた以上に爆煙だったので、これを買おうと決意する俺。
・・・決意したものの、せっかくなのでしつこく間接チッスを味わう俺。
そんなわけで、あとは言われるがままにオプションやら何やらを追加し、思ってた以上の支払いになるも、黙ってクレジットカードで支払った。
そして、ここからが面白い。
帰りがけに、「お店のカードある?」と聞いたところ、店のおねーさんが「私の携帯も書いておくから、また来てね」とマジックで電話番号を書いてくれた。
別にそれぐらいは何てことないのだが、そこから「さっきはありがとう。また色々と教えてね」とメッセージを送ってみた。
本当に何も分からないので頼りにしたいという気持ちと、あわよくばあのおっぱいを揉んでみたいという素直な気持ちが入り混じってのメッセージ送信だったのだが、万に一つも可能性は無いだろうと思っていた。
そして、夜遅くに返信があった。
返信があるだけでもうれしいのだが、送られてきた内容は「仕事が終わって食事に行くの。疲れたー!」と普通のメッセージだったので、「お疲れ様!終わるの遅いんだね?」「一人で?それとも彼氏と?」と探りを入れてみた。
それに対してシンプルに「そうだよ(笑)」と返ってきたので、俺は盛り上がってたテンションを静め、友達になる作戦に出た。
「彼氏」というキーワードが出た以上、しばらくは「彼氏ネタ」をすべきではないからだ。
彼氏がいると言われても、その彼氏という存在を無視して会話を続ければよく、こちらから彼氏の存在を思い出させるようなネタを振ってはいけない。
彼氏の存在が罪悪感となって、楽しい会話をする事にネガティブになってしまう事がある為で、そこからより先に進もうとするならば彼氏の存在が気にならなくなるぐらいの期間を経過してからではなくてはならない。
敢えて彼氏の存在をプッシュするという別パターンもあるが、今回は出番が無いだろうから、また別の機会に紹介しよう。
とりあえず、しばらくは様子見だ。
今週のスパン数(日~土): 4
(※毎日更新する訳ではないが、もはや今年のスパン数をカウントする事は不可能なので、直近でカウント可能な数を書く事にした。)