【ベトナムエロ天国:ラオカイ・幻岬を目指す旅~その7~】男塾精神に学んだ河口への道中
過酷な6時間の旅が始まる。
予想を遥かに下回るグレードの椅子を見て、驚きを隠せない俺だったが、幸いにもこの車両は空いており、さらに昆明からこの席に座るのは俺だけだったようで、向かい合って設置された4人掛けの席を俺が独占することが出来たので、垂直に立った背もたれに苦労しながらも足を伸ばしたり曲げたりしながら最適なポジションを探して落ち着くことが出来た。


そして、俺が車内でやったことは、持参したiPadにダウンロードしておいた漫画の読破であり、しかも「魁!!男塾」という、我ながら何とも言えない渋いチョイスだった。

男塾の支離滅裂なストーリー展開は、退屈な社内での時間を潰すにはもってこいであり、また登場人物が立ち向かう数々の苦難を思うと、俺が6時間同じ椅子に座っているぐらいの事は何てことないんだと思い知らされ、意外に順調に時間は過ぎていった。
誰も興味は無いと思うが、せっかく撮影したので車窓の景色を並べておく。






中でも、走行中の列車の中からの撮影にも関わらず、なぜか鮮明に撮影出来てしまった謎の爺さんはとても印象深い。


俺の中にある「中国の田舎にいる爺さん」のイメージ通りの人物だったからであるが、良く良く見ると肥柄杓を肩に担ぎながら、腰に手を当てて颯爽とポーズを決めていたそのダンディーさも爺さんの魅力を数倍増しにしていたのだろう。

車内は終点に近づくにつれて閑散としてくる。
途中の駅で下車する人が多かった駅もあったが、俺はひたすら静かに椅子に腰かけているしかなかった。
しかし、終点まであと2時間というあたりで、派手な格好をした妙齢の中国人女性が乗り込み、短いスカートの隙間から黒パンティーをチラチラと見せてくれるという、思わぬボーナスがあった事で俺のテンションは盛り返し、だんだんと暗くなって周りが見えなくなってきたにも関わらず、俺の気持ちは河口にあるエロスポットに向けて高まっていった。

そして、ようやく終点の河口北站に到着した。


降りる人はまばらかと思いきや、車両数が多いからかまとまるとそれなりの数になっており、それがダラダラと列をなして進んでいく。






俺も勝手が分からないので、黙って列に紛れて一緒に出口方向へと向かって歩いた。
前回の記事はこちらから!!
【ベトナムエロ天国:ラオカイ・幻岬を目指す旅~その6~】昆明から一路河口を目指すが・・・
⇒ http://www.oretako.com/archives/1064710494.html
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